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ウズベキスタンを旅行するなら気を付けたい5つのこと

公開日: : ウズベキスタン ,

先日、47回にわたる中央アジア旅行記をようやく書き終えました。旅した4ヵ国はどこも素晴らしい国でしたが、やはりその中でもウズベキスタンのサマルカンド・ブハラは、特に訪ねる価値のある場所だと思いました。

一般的にもウズベキスタンの知名度が高いと思いますし、旅行者の数も多いでしょう。

ですが、この時の旅行で一番苦労をさせられたのは、ウズベキスタンだった気がします。確かに英語の通用度は他の中央アジアの国々に比べると高いのですが、旅行者からすると不便な点が多かったです。

不便と思ったことのほとんどは、滞在登録制度によるものと、キャッシュ関連のものに分けることができます。

ツアーで旅行に行くならそれほど悩まされることはないと思いますが、個人旅行で行く場合は苦労することがあるかもしれません。旅行記に書いた内容と被る部分もありますが、これからウズベキスタンに行こうかと考えている方の参考になればと思い、まとめてみることにします。

滞在登録制度で気をつけたいこと

1.滞在登録時に受け取る用紙の管理

ロシアと同様に、ウズベキスタンにも滞在登録制度があります。これはホテルに泊まる場合、ホテル側にパスポートを預けて手続きを行ってもらうので、自分自身で手続きをする必要は普通ありません。

ロシアと少し異なるのが、滞在登録が済んだ証として小さな用紙を渡されるということ。これはホテルごとに大きさ・色が違います。

この用紙は出国時に必要となりますので、無くさないように管理しなければなりません。私はパスポートカバーに挟んでおきました。事前にどうやって管理するかを考えたほうが良いでしょう。

2.夜行列車で出国する場合の滞在登録

ウズベキスタン滞在中に最も大きな問題となってしまったのが、最後に夜行列車で出国する時のこと。確かにホテルに泊まらないので滞在登録ができませんが、普通に考えれば出国するのだから滞在登録をする必要は無いように思えます。

鍵となるのが、国境を越える時刻です。国境越えが深夜0時前、つまり日付が変わる前であれば滞在登録をする必要はなく、そのまま出国できます。

今回の場合、ウズベキスタンを3月14日の夜に出発し、国境を越える時には日付が3月15日になっていました。3月14日にどこに滞在していたかという登録をする必要があったのです。

そんなのは、夜行列車のチケットを持っているんだから良いのでは…と思うのですが、そもそも滞在登録をしなければチケットを売ってくれませんでした。

ホテルでの滞在登録ができない場合は、オヴィールという施設に行く必要が有ります。これがまた場所を探すのに苦労したのですが、タシケントでは駅の中にありました。チケットがないと駅舎には入れませんから、入り口で事情を話して入れてもらいます。

オヴィールに誰もいなかったとしても、駅員や警官を捕まえてオヴィール職員の居場所を探しましょう。

詳しいことの顛末は旅行記で書いてありますので、ぜひこちらもご覧ください。

タシケントの博物館中央アジア旅行記(36)|ウズベキスタン編(19)出国不可能の危機?(前編)
再びウズベキスタンの首都タシケントへ サマルカンドから再びタシケントへ戻ってきました。ここから夜行列車に乗ってカザフスタンのシ...

キャッシュ関連で気をつけたいこと

3.インフレのため少額でも札束になってしまう

ウズベキスタンの現地通貨は”スム”といいますが、とにかくインフレがすごいため、わずかな額の買い物でも紙幣を大量に出すことになります。

以前は1円が約20スムでしたが、今レートを確認してみたところ、1円=約29スムまでスムの価値が下がっています。100ドル札を両替すると20万スムというとんでもない金額に。

200,000スム

こんな感じの札束になって返ってきます。一応5000スム札もあるのですが、出回っているものは1000スムが最大であることがほとんど。両替もだいたい1000スム札で返ってきます。一度両替をしたら、すべて500スム札になって戻ってきたこともありましたが…

もう財布に入れるというレベルではないため、事前にどうやって管理するか考えておいたほうが良いでしょう。

私は10枚ごとに束を作って、何束かポケットに入れたりしていました。残りは100均で買ったビニールケースで保管。

当時は思いつかなかったのですが、マネークリップがあると役に立つかもしれません。

4.ATMは使えないと考えるべし

海外旅行ではクレジットカードのキャッシングを使って、ATMで現地通貨をおろすのが便利です。しかし、キャッシングを使うつもりでウズベキスタンに行くと、痛い目を見るかもしれません。

ウズベキスタンには2種類のATMがありました。”現地通貨スムを引き出せるATM”と、”米ドルを引き出せるATM”です。

このうち前者は、事実上機能していないと思ってほうが良いでしょう。前述の通りインフレが激しいため大量の紙幣が必要なのですが、それゆえにATMは紙幣の補充が追いつかず、中に紙幣が入っていないということがほとんどです。

後者のATMは、主にハイクラスのホテルに設置されています。宿泊客でなくても、一声かければ利用はできるようです。

しかしながら、こちらもATMは空であることが多く、4,5軒ホテルを回ってようやく最後の1軒で米ドルを引き出せるというレベルでした。

ATMは使えないのですが、サマルカンド滞在中に銀行の窓口でキャッシングを使い、米ドルを入手することができました。ただ、これは日本語ガイドが付いていたからスムーズにできたことなので、現地語かロシア語が話せるという場合でないとちょっと面倒かもしれません。

クレジットカードでの支払い自体にも対応していない店が多いので、やはりウズベキスタンに行く時は十分な現金を持っていくほかなさそうです。

米ドルがベストですが、日本円の両替にも対応しているところが多かったので、日本円を持っていってもいいと思います。

5.必ずしもすべてを現地通貨に両替する必要はない

現地通貨を全く持たなくて良いというわけではありませんが、手持ちの米ドルをすべて現地通貨のスムに両替する必要はありません。むしろ米ドルも多めに持っておいた方が良いでしょう。

なぜなら、ホテルや土産物屋など観光客向けの店では、米ドルでの支払いを受け付けている場所が多いからです。しかも現地通貨で支払うより、米ドルで払ったほうが割安なケースもあります。

実際に、ブハラではお土産を買う時ほとんど米ドルで支払っていました。サマルカンドではバザールでのお土産代に加え、ホテルの宿泊料も米ドル払いでした。

ただ、レストランではすべて現地通貨払いでしたので、ある程度の米ドルは残しつつも、両替はしておいた方が良いですね。

それでもウズベキスタンはぜひ行ってみて欲しい国

確かにウズベキスタンの旅行中、インフレのせいであまりにも金額が大きすぎる現地通貨に、滞在登録のせいであやうく出国ができなくなりそうだったりと、うんざりするようなこともありました。

しかし、それでもこの旅行で訪れたブハラ・サマルカンドは、見ていて飽きないほどに魅力に溢れた都市です。タシケントも、ゆっくり見て回る暇がなかったのは残念なほどでした。

ウズベキスタン旅行で注意することと言っても、少し気をつけておけばそれほど大変なことばかりではありません。

ウズベキスタンの魅力については「中央アジア旅行記」で存分に書いていますので、ぜひこちらもお読みいただけると嬉しいです。

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  • 著者:田村琢朗(Takuro Tamura)


    NHK「テレビでロシア語」を見たのをきっかけに
    ロシアにハマり、ロシア語の勉強を開始。
    翌年にはモスクワ・サンクトペテルブルクを訪問。
    さらにその翌年にはウラジオストク・ハバロフスク
    を訪れ、シベリア鉄道を短い区間ながらも体験。
    2014年10月、ロシア語能力検定3級を受験し合格。

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